バックキャストで未来から始めるライフ&キャリアプラン
『40代向け終活』の専門家、飯塚浩司です。ご覧いただきありがとうございます。
人生100年時代の折り返し地点ともいえる40代。このタイミングで『これからの人生の目標』を明確にすることは、後悔のない後半戦を過ごすためにとても大切だと思います。
人生設計を考える上で役立つ考え方に、「バックキャスト」と「フォアキャスト」というものがあります。
これらは対立して捉えられることも多いのですが、実は補完し合う形で活用することで、人生の目標達成に大きく役立ちます。本記事では、バックキャストとフォアキャストの活用法をお伝えします。
バックキャストとフォアキャストの基本的な考え方
バックキャストは、理想の未来を起点に現在の行動を逆算(バック)して計画を立てる考え方です。ゴールを先に設定することで、必要なステップが明確になります。
一方、フォアキャストの考え方は現状を基に未来を予測し、計画を立てる方法です。今できることを土台に、段階的に目標に向かって進む(フォア)アプローチです。
バックキャストのメリット
- バックキャスト
例: 5年後に理想のキャリアを築くため、今年中に資格を取得する - フォアキャスト
例: 現在のスキルを活かし転職活動を始め、3年後に管理職に就く
40代のライフ&キャリアプランではバックキャストをメインにすべき
バックキャストとフォアキャスト、双方にメリットはありますが、40代あたりはいろいろな経験を積み、目標達成へのプロセスのイメージがつけやすくなっているはずです。また、間違った方向への無駄な努力が致命傷になりかねない年代ですから、40代の人生設計にはバックキャストの考え方を主軸に据えるべきだと思います。
バックキャストは、未来の理想像や時間軸を明確にしてから逆算して計画を立てるため、目標達成に直結する行動を明確にしやすいアプローチです。さらに、間違った方向への無駄な努力を避けることができるのも大きな利点です。
バックキャストのメリット
- 間違った努力を避けられる
目標から逆算するため、最終目標に直結しない行動を省ける - 長期的な視点で計画を立てられる
ゴールを明確にすることで、達成までのステップが見えやすくなる
フォアキャストはバックキャストを補うものとして活用する
バックキャストの考え方を主軸に据えるべきだからといって、フォアキャストの考え方を使わない手はありません。フォアキャストは、バックキャストと対立する考え方ではなくバックキャストを補完するものとして活用できます。
フォアキャストの強みは、現状に基づいて計画を立てやすい点です。バックキャストで描いた理想を現実の行動に落とし込む際に役立ちます。
また、未来の目標がまだ漠然としている場合に行動を起こす推進力にもなります。
フォアキャストのメリット
- 未来の目的を具体的にイメージしやすい
現状を基にするため、計画の全体像が把握しやすくなる - 目標が漠然としていても行動を起こせる
例えば、「将来のために貯金を始める」という動機があれば、小さな一歩を踏み出せる
理想のライフ&キャリアプランを実現するために
バックキャストで「理想の未来」を描き、フォアキャストで「現在の状況」を分析し小さな行動を開始する。さらに定期的に計画が目標に近づいているかを確認し、必要に応じて軌道修正することで、目標達成の確度は高まります。
バックキャストとフォアキャスト、それぞれの良さを活かしながら組み合わせることで、ぜひ理想のライフ&キャリアプランを実現させてください。
バックキャストとフォアキャストの効果的な活用にエンディングノート
バックキャストとフォアキャストのライフ&キャリアプランにはエンディングノートがおすすめです。
責任の重い世代の「もしも」の時に備えられるだけでなく、人生の「時間的なゴール」を考えながら書き進めるエンディングノートは、理想の未来を実現するための強力なサポートになります。
エンディングノート活用術
- バックキャスト×エンディングノート
自分の人生の終わりを想定し、「価値観」や「理想像」を書き出すことで、未来の目標が明確になる - フォアキャスト×エンディングノート:
現在の財産状況やスキル、家族への思いなどを記録することで、具体的な行動計画が立てやすくなる
人生の目標達成のためのツールとして「エンディングノート」をぜひ活用してみてください。あなたの理想の未来が、より明確で実現可能なものになるはずです。
オリジナルエンディングノート販売中
『終わりを思い浮かべる』事であなたの大切な価値観を見つめ直し、人生の後半戦を加速させるためのエンディングノート。