『40代向け終活』の専門家、飯塚浩司です。ご覧いただきありがとうございます。
40代は、人生の折り返し地点とも言えるタイミングです。これからの人生をどのようにデザインしていくのかを考えるのに最適な時期ではないでしょうか。
ライフプランやキャリアプランの再構築を行う上で、重要なポイントとなるのが「時間軸」を意識することです。
長期的な目線と短期的な行動計画を組み合わせることで、無理なく目標に近づく方法を探っていきましょう。
長期・中期・短期で見直すライフプラン
長期的視点:鳥の目で未来を描く
まずは人生全体を俯瞰する視点が必要です。これを「鳥の目」と言い換えるとイメージしやすいかもしれません。
キャリアのリタイア時期や健康寿命など、目的に合わせた「納期」を設定した上で大きな目標を設定してみましょう。
例えば、60歳までに資産形成を行いたい、50代で新たなキャリアに挑戦したいなど、ゴールを明確にすることが大切です。そして、その目標を逆算する形で全体像を把握すれば、必要なステップが自然と見えてきます。
目標達成に向けて全体像をつかむことで、効果の薄い取り組みに時間を割くことを防げます。
中期的視点:魚の目で流れを読む
次に必要なのが、中間目標の設定です。これは3年、5年などのスパンで達成したい内容を明確にする作業です。
特に、現在の社会は目まぐるしく変化しています。トレンドや環境の変化に応じて、柔軟に対応できる計画を立てることが重要です。
例えば、キャリアを見直す際に、今後求められるスキルを習得するための学び直しを計画に含めるのも一つの方法です。
時代の流れを敏感にキャッチする「魚の目」を活用しましょう。
ビジネスで言えば「中期経営計画」にあたるもの。ライフプランにおいても定期的な情報の棚卸しや方向性の確認を行うことは重要です。
短期的視点:虫の目で日々の行動を積み上げる
最後に、短期的な視点で目標を行動に落とし込みます。週単位、月単位で達成可能な目標を設定し、具体的なアクションプランを作成する段階です。
「虫の目」で細かく計画を練ることで、目標達成がより現実的になります。
例えば、「毎日30分だけ学習時間を確保する」「週末に家族と過ごす時間をあらかじめスケジュールに入れる」といった小さな行動が、長期的には大きな成果につながります。
行動計画は、現在から積み上げる方法よりも、未来から逆算して考える方が効率的です。
振り返りと見直しで未来設計を最適化する
計画を実行に移したら、定期的に振り返りを行いましょう。これにより、自分の進捗状況や目標とのズレを確認することができます。
飛行機は、目的地に向かう飛行中の99%の時間で軌道を外れていると言われています。それでも目的地に予定通り到着できるのは、絶えず軌道修正を繰り返しているからです。
振り返りでは、「何ができたか」「どこを修正すればよいか」に注目しましょう。そして、必要に応じて計画をアップデートしてください。時には異なる視点で現状を見直す「蝙蝠の目」を活用し、新たなアプローチを試す柔軟さも持つと良いでしょう。
企業のPDCAサイクルと同じように、チェックとアクションを繰り返すことで、計画を最適化する習慣を作りましょう。
人生の未来設計を始める第一歩を
40代は、人生をより良く再設計する絶好のタイミングです。そのための実践的なツールとして、エンディングノートをおすすめします。
エンディングノートは、人生の目標や価値観を整理し、これからのプランを具体的に描くのに役立ちます。「将来どんな自分でありたいか」「家族や周囲とどのような関係を築いていきたいか」を考えるきっかけになるでしょう。
長期的な目標を明確にし、それを日々の行動計画に落とし込むことで、あなたらしい未来を実現していきましょう。
ぜひ、エンディングノートで、自分自身の未来を描き始めてみてください!
オリジナルエンディングノート販売中
『終わりを思い浮かべる』事であなたの大切な価値観を見つめ直し、人生の後半戦を加速させるためのエンディングノート。